やさしい気持ち

 鉄の内臓をもつ女といわれるほどに、胃腸が丈夫で、めったにお腹をこわすことがない私ですが、最近の高い湿度と気温のせいでふだんより、大量に水分をとりました。冷たい水を一気飲みです。

 そしたら、久しぶりにおなかが痛くなりました・・・子供たちにおやすみ前の本読みをしている時、ギュルギュル、しくしく痛みます。タイミング悪く、こんな日にかぎって娘がなかなか寝付きません。

 “お腹痛いよぅ”
 
 娘をあやしながら、ぼそっとつぶやくと、2人の息子が“お母さん、お腹痛いの?大丈夫?”
そして、次男が、自分よりも大きな布団を広げて、お腹にかけてくれました。それから、私の額に小さな手をかざして、“熱はない?”と。
 長男は、背中をさすってくれました。それと、頭が痛い時にしてくれる手のマッサージをしてくれました。2人の手当ては、とてもやさしくて、おなかは痛いのに、なんだか本当に嬉しくて、胸いっぱいになりました。

 子育て中、お母さんは、病気になっている暇がありません。何はなくとも健康第一です。

カウント10の威力

夢中で遊んでいると、こちらが何を言っても聞こえていないのか、意識的に聞こえないふりをしているのか、反応のない息子たちですが、魔法のように効く言葉があります。

それは、カウント10!!

ガミガミ言っても無反応なのに、「じゅう~・きゅう~・はちぃ~…」とちょっと低くて、野太い声でカウントするだけで、急にシャキーンと素早く動き出します。例え最後までカウントされても、せいぜいお尻をペンって叩くくらいなのですが、テンポを早くすると迫りくる恐怖に?!2人ともパニックになって、大慌てです。ゲーム感覚なのか、男の子は単純で、反応がおもしろく、なにより効果てきめんです。

 なるべくこちらも覚悟を決めて根気よ~く同じことを何度も言ったりするようにしていますが、そんな悠長なことをしてる場合じゃない時も、多々あります。そんな時、とても役立ちます。それに、カウントするだけで、私も、それ以上怒らなくて済むのです。いつまで通用するのか分かりませんが、いまのところ、カウント10は、お母さんの最強の武器です。

 

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長男作 カウント13!?・・・本人4に苦労してます

食事のマナー

IMG_0282 毎日、朝食は家族そろってとっています。夫は、仕事で帰りが遅く、めったに一緒に夕食をとれないので、朝食は、父子の貴重なコミュニケーションをはかる時間でもあります。そして、なによりみんなで食べると、おいしいんです。

まだ言葉も話せないくらい小さな時から、食事のマナーだけは厳しくしてきました。とは言っても、箸の持ち方とか、細かいマナーではありません。

“出されたものを、感謝して、おいしく残さずいただく”

世界中に、日に1度の食事でさえ、満足にとれない人がたくさんいます。その中で、3食、さらにおやつまでいただけるのは、当たり前ではなく、とてもとても幸せなことです。常に、恵まれた環境にいることに感謝して、おいしくいただくことが、マナーだと思っています。小さな手で、一生懸命に箸を使って、とがらせた口にごはんを運ぶ姿は、なんともいえないかわいさです。
世界中で、そんな素敵な光景が当たり前になりますように・・・

おやすみの前に

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5歳の長男が誕生してから、毎晩おやすみの前にしていることがあります。

それは、絵本を読み終えたあと、1人ずつ名前をよんで、「今日も1日ありがとう。あなたたちがいて、お母さん幸せだよ。大好きだよ。おやすみ。」って言ってキスをすることです。そのあとで、その日にあった出来事や次の日のことなど話して眠りにつきます。

拝育:拝むようして育児に取り組む

長年助産師をしながら、3人の子供を育てた方から教わった言葉です。

出産直後の感動と幸福感を持ち続けながら、子供たちに出会えた奇跡に感謝しながら、子供たちの成長を見守っていくことだと、私はとらえています。育児とはいえ、実際にその過程で学ぶことが多いのは、むしろ親なのだと思います。そういう意味で、子供たちは親にとって、とても小さな、存在感抜群の先生なのです。

今日もたった今、寝る前にいつものように話していると、長男が、「お父さんありがとう、お母さんありがとう、弟、妹、友達にもありがとう」と言ったあとで、「車くんにもありがとう」と。

「だってさ、車くんって大変なんだよ。おうちにも入れないから雨だとびしょぬれだし、夏は暑いし、疲れても走り続けなきゃいかんし、鳥にフンされるし、それに時々お母さんにぶっけられるし…。」

そうだね、お母さん、運転するのは嫌いじゃないんだけど、下手くそだから、ぶつけられて、キズついて、かわいそうだよね。お母さん、ぶつけないように気をつけるからね。

噛みついた!

 遊んでいて、娘が、次男に噛みつきました。

次男  「ギャ~がんたぁ~痛いよぉ・・・(大号泣)」

 私が娘の腕をちょっと噛みました。

私   「噛んだら、痛い、痛いだから、ダメよ!!」

長男  「あ~お母さん、悪い!!!そんなことすると、お父さんに言っちゃうからね!!」

私   「ダメなことを教えるのもお母さんの仕事なの。」

長男  「お父さん、お母さんにダメ!!って言うよ。」

おいしそうな背中??

保育園にお迎えにいくと、次男が先生におんぶされてました。
帰宅後、聞いてみました。

私   「いつも先生におんぶしてもらうの?」

次男  「そうだよ。」

私   「先生、疲れちゃうよ。」

次男  「だって、先生の背中、いいにおいがして、美味しそうだから、食べようと思って。」

採りたてトマト

保育園の帰り道、近所のおばあちゃんから、採りたてのトマトをいただきました。

おばあちゃん 「採りたてトマト、持ってきな。」

長男     「ありがとう。ぼく、トマト大好き」

次男     「採りたてってなんのこと?」

長男     「美味しいってことだよ!!」

みどりむし!?

保育園に、ちょうちょの幼虫をもっていきました。
先生 「何?あおむし??」

次男 「ちがうよ。ミドリムシだよ。」

先生 「ミドリムシ!?」

次男 「だって、あおむしは、顔が赤いでしょ。これは赤くないもん。」
    (『はらぺこあおむし』を想像してるようです。)

散歩に行く時、幼虫をもって行こうとしました。

先生 「ミドリムシくんは留守番だよ。」

次男 「いやだよ~だってちょうちょになっちゃうもん」

結婚

長男 「ぼく、にこちゃんと結婚したいな。だめ?」

私  「親子や兄妹は結婚できないんだよ。」

長男 「でも、お父さんもにこちゃんとしたいと思うよ。」

私  「お母さんがいるから、できないよ」

長男 「お父さ~ん、にこちゃんと結婚できないって!!」

父  「でもねぇ、お父さんは、にこちゃんを結婚させないことはできるんだよ。はっはっは。」

長男 「そんなこと言うと、嫌われちゃうよ」

父  「・・・・」

女の子

夕食時に・・・
外遊びから帰ってきた息子たちは、手を洗ってから、さっそくテーブルにつきます。

私  「帽子脱ぎなよ。」

次男 「あっ忘れてた!!」

私  「女の人は、室内でも帽子をかぶっていてもいい時もあるけど、男の子は脱ぐのがマナーなんだよ。」

長男 「え~女の子だけ、ずるーい!!」

次男 「ぼく、今度女の子になりたいな」

長男 「でも、赤ちゃん産むとき血が出るから、いやだな」(2人も娘の出産に立ち会っています)

次男 「うん、そうだね。それに赤ちゃんって泣くしね」