成長が止まらない…

あれから、ずいぶんと時間がたってしまった。

子どもたちの成長は、止まらない…

小学生になった2人の息子は、友達と遊ぶのが何より楽しく、

もはやお母さんは、あれだな、ただのうるさい存在になってしまった。とほほ

妖怪ウォッチのゲームや最近では、お笑い番組にも夢中な息子たち
激しい喧嘩をするのに、怖がりな長男のお願いで、狭いベットに2人で寝る息子たち
口も達者になった息子たち

相変わらず、意味不明な行動に驚かされる日々ですが、いまだに代わっていない?
気づいていない言い間違いがあります。

せっさく!!

「せっさくオレがやったのに!!」

なんて言っちゃっている。
いやいや、せっかくだから!!なんてことは言わない母なのです。
体も、心も、態度もすっかり大きくなってる息子たちですが、やっぱりまだまだかわいい存在なのです。



3人の時間

3月、次男が、4年間通った保育園を卒園しました。

卒園

娘の出産直前の4月、まだ2歳だった次男は、4歳の長男と一緒に
保育園に入園しました。本当は2人だけの時間を過ごしたかったけど
仕事、出産、タイミング、すべての状況が入園を決意させたのでした。

ほとんど泣いたり、嫌がることもなく、毎日にこにこ楽しく保育園に
通ってくれました。その笑顔にどれだけ助けられたかわかりません。

しっかり者で、かけっこ、囲碁、ラキュー、なわとび、あやとり、
なんでも器用にこなす次男は、先生からも一目置かれ、いつもクラスの
中心にいました。

そんな次男は、2年前からず~と卒園式を楽しみにしていました。
それは、長男が卒園の日、次男と娘を実家に預けて、特別にお父さん、
お母さんを独占しながら、3人だけでお祝いの食事に出かけたことを覚えていたからです。

「つぎは、ぼくの番だ!!」

考えてみると、中間子の次男、生まれたときには、長男がいたし、下には娘が生まれて、
今まで、親子3人で過ごしたことがありません。

4か月の時、RSウィルスに感染して、2週間の入院生活の時だけ、私と2人で過ごしたきりです。
また、長男が超お父さん子なため、お父さんと2人きりってことがないのです。

卒園式の前日から、特別な時間ははじまりました。
ケンカ相手の長男も、お母さんにまとわりつく妹もいないのは初めてです。
驚くほどに静かなお部屋の中で、何をするともなく私のそばにいました。
一緒に夕飯も作りました。
嬉しさをこらえきれない次男の何とも言えない表情に、涙が出そうになりました。

穏やかに迎えた当日、無事に卒園式を終え、次男がずっと楽しみにしていた食事へ出かけました。

そう、3人で。

普段いかない街中で、おしゃれな焼肉屋さん、それからハンバーガー屋さんへと
はしごしました。帰りには、お父さんと競争したり、思いっきり甘えておんぶしてもらったり。
夜は、3人で、川の字になって眠りました。

すっかり満足した顔で眠っている愛おしい次男を見て、つくづく幸せだと感じました。
子どもが、私たちに幸せを運んできてくれると、あらためて思いました。

次はいつになるかわからない、特別な3人の時間、私たちにしっかりと余韻を残して、
また5人の生活に戻ったのでした。

こっちゃん、大好きだよ!ありがとう!!

男子料理

先日、ハタケ―ランドで新鮮なお野菜をいただきました。
帰ってくると、2人の息子が

「きょうはオレたちが夕ご飯作る!!この野菜を使う!!」
とキッチンに入りました。

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以前住んでたアパートのキッチンはとっても狭く、子どもたちと一緒に台所に立つのは困難で、
ホットケーキなどの簡単なものや、部分的にお手伝いとして、野菜を切ったり、調味料を入れた

ぐらいしかしたことがなかった2人です。

一瞬どうなっちゃう?!って、戸惑いましたが、本人たち、やる気満々です。
息子2人、なにやら楽しそう。

男子料理

せっかくやる気スイッチが入ったので、もし、ケンカでもして、包丁を振り回したら
止めればいいかと、任せてみることにしました。

ちょっとくらいの切り傷や、やけどくらいなら、チャレンジの証だってと誇れるし・・・

「出来るまで、こっち来ちゃいか~ん!見ちゃいか~ん!!」

野菜を洗うことからはじめ、盛り付けまで、一切干渉もせず、お任せしてたらサラダに、
漬け物に炒めもの出来ました。なんやかんやと2時間くらいキッチンに立ってました。

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斬新な組み合わせと、味付け、みんなでいただきました。
生のブロッコリーの醤油漬けがとっても美味しくてびっくり!!
ひとかけらも残さず、完食です。
誇らしげな2人を見て、おなかも心も満たされました。

次の日も、余った野菜を上手に使いきって、1品完成させました。

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子どもってすごいなぁって、つくづく思いました。
調理後のキッチンの散らかりっぷりもすごかったけれど・・・さすが私の息子たち(笑)

春をいただく

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すっかり春先の恒例行事になっているつくし採りに行ってきました。

つくし

私がまだ小さかったころ、母が、お花見団子と、段ボールを持って、
堤防につくし採りにつれて行ってくれました。
つくしを採って、お団子食べて、段ボールをそりに見立てて土手を滑る。
とっても楽しかった思い出、鮮明に記憶に残っています。

そんな思い出を自分の子どもたちにも残したいと、春になるのを待ちわびて
一緒につくし採りに出かけます。
長男が保育園の遠足で発見した、ひみつ基地です。

2人の息子たちは、慣れた手つきで次々と採っていきます。
去年は先っぽだけをむしり取っていた長女でしたが、お兄ちゃんたちをまねて、
今年は慎重に根元からそっと摘んでいました。

まだ少し時期が早かったようで、全体的に小ぶりでしたが、

「小さいのは、来年のために残しておこう!」

「そうだね、かわいそうだし、全部採ったら、なくなっちゃうもんね。」

そんな息子たちの会話が聞こえて、ほっこりしました。
私がむきになって採らなくても、あっという間に袋につくしがいっぱい
入っていました。子どもたち、たくましくなったなぁ。

思い出を噛みしめつつ、子供の成長を感じながら、今年もきんぴらにして
美味しくいただきました。
子どもたちにとっては、”大人の味”のようですが、ちょっとしたこの苦みのある
春のご馳走は、私にとって、幸せな記憶を運んできてくれます。

春の匂い、感触、景色、風のおと、味・・・

子どもたちと共有できること、幸せだなぁって思います。

はかま取りは、やっぱり面倒くさいけど、もう1回、この時間を味わいたいなぁ。

つくし

長男、締め出される・・・

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新居には、電子キーなるハイテクなものがついています。
中古で購入したおうちにはじめからついているもので、前の
持ち主の方から、とっても便利だと伺っていました。

玄関わきにある電子版?のカギの部分を押せば、鍵がかけられ
4ケタの暗証番号を押すと開錠できるという優れものです。
鍵を持たずに、外出できてしまうので、楽ちん・・・なんですが
田舎で育ったためか、また盗まれるような高価な所有物がないからか
もともとおうちの鍵をかける習慣がない!!

アパートの鍵もほとんどかけたことがないために、退去する時に
久々にその存在を思い出したほどでした。

いざ、暗証番号を設定しても、閉め忘れることのが多い状況です。
一方、子どもたちは、ハイテクキーに興味津々。当然、番号を知りたがります。

以前、長男に留守番をさせる時、緊急用に私の携帯番号を教えました。
10桁の番号をいとも簡単に暗記したのには驚きましたが、よほど嬉しかったのか
私のプライバシーを連呼しまくり、お友達にも教えちゃうという惨劇。

そんな長男だから、きっと玄関先ではりきって声に出して暗証番号を言うに違いない!
もう、絶対言う!なんなら、友達にも自慢気に言っちゃう!!

というわけでずっと内緒にしてきました。信用を失った結果です。

先日、下2人のお迎えから帰ってくると、長男が寒そうな格好をして外でポツンと
待ってました。暗証番号を探ろうといじっているうちに施錠してしまったと。
とにかくやってみたかった、でも失敗した・・・締め出された。

ハイテクキーに屈する・・・・

そうか、やっぱりやるよね。
でも、後日「絶対に声を出して押さない!!」としつこく約束をして暗証番号を
教えましたとさ。

べつに盗られるものはないけど、わざわざ知られる必要もないからね。

ふりかけをめぐる攻防

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私は、キャラクターのついた小分けのふりかけは買わないことにしています。なぜなら、私にとっていいことが何もないからです。

ご飯がすすまなかった長男に、少しでも食べやすくとの思いから、以前はふりかけを与えていました。

でも、毎食、ふりかけの味をめぐって争い、キャラクターをめぐって争い、自分でやるといってはこぼし、散らかし、空になった袋を放置・・・

それで私は、2度とふりかけを買わないと決めたのです。

先日、次男とスーパーへ行った際、ふりかけコーナーで足が止まりました。

「お母さん、ふりかけ買ってぇ~。」
「嫌です。買わないって決めてるから!」
「買ってよ~!一生のお願いだから!!」
「絶対に買わないから!!」

すると、次の瞬間、次男が土下座しています。
「お母さん、お願いします!お願いします!!」
「やめて!買わないから!」

額を床にこすりつけて、食い下がります。

なにあの子~!?ってお客さんたちの視線もヒシヒシ感じ、この状況から
すぐに脱したいとも思いました。(実際にふりかけってそんな高いもんじゃないし、
まあいいかぁとか)でも、もはや土下座自体を楽しんでいる次男に屈しては、
相手の思うつぼ、お願い!無理!の攻防がしばらく続くのでした。

お母さんを甘くみてはいけない!!

1度ダメと言ったら、ダメなのだ。それを覆してしまったら、お調子者の次男は次もする!
一部始終を半分あきれながら見ていた娘だって、まねするかもしれない。

それにしても、あの完璧な土下座、一体どこで覚えたんだろ??

美味しいごはんのおかず、ちゃんと作るよ!ふりかけは買わないけど、ね。

跳ねる長男

昨日、新居に引っ越しました!!

世の中に、思ってたのと違う!!って感じることは多々ありますが
引っ越しに関していえば、期待を裏切らずというか、思っていた
通り、大変でした・・・

さて、今日から新しい通学路で学校に通うことになった長男は
はりきって出かけていきました。

学校から帰宅すると、珍しくご機嫌で、さっさと宿題を始めてる。
いつもは、「お腹すいた~」とか、「なんか食べるものない??」
を連呼して、なかなかやらないのに。

そのうち、ピンポ~ン!!とベルが鳴ると、にやけた長男が急いで
玄関に駆けつけます。気分も体もピョンピョンしています。
初めてみる、可愛い2人の女の子が遊ぶ約束をしに来たのです。

「お母さん、やさしそぉ~!!」

なんて、言われても、浮かれている長男とは違い私は、冷静に

「ううん、お母さんはね、怒るとめっちゃ怖いよ!
うちは宿題やってからじゃないと遊べない約束なの!」
と先制パンチをしたのでした。初めが肝心!!

1度、帰ってもらうと、フワフワした長男が

「お母さん、優しそうって言われて嬉しいでしょ。」
といかにも嬉しそうに言ってきました。

再度ベルが鳴った途端、宿題を終えた長男は、本当に
ずっとピョンピョン飛び跳ねて遊びに行きました。

「ねぇ、なんで跳んでるの??」

女の子たちも不思議そうに聞いていたから、教えてあげました。
小さなころから、嬉しいとピョンピョンするんだよ。

それにしても、久しぶりに見ました。わかりやすいんだから!

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   『5年前、当時3歳の長男』

お引越し

この地へきて9年間、住み慣れたお気に入りのアパートから、引っ越しをします。

引っ越し

子どもたちが生まれ育ったこの場所には、いろんな思い出があふれています。
どこにいても目が届く空間は、育児をするのにとっても快適でした。
近すぎる距離感に、時に一人になりたいと、別の部屋やトイレに籠ったことも
あったなぁ。

お世話になった大家さんも、ご近所さんもみんな素敵な方たちで、ずいぶん
可愛がっていただきました。

「わぁ~なんか別荘みたい!!」

なんて褒めてくれたお友達もいました。
アパートだけど、贅沢なつくりで、大好きな自慢のおうちでした。
家族が2人から5人へ、子どもたちみんな、この家で大きくなったので、想いは尽きません。

写真や思い出に浸っていたいところですが、3日後に迫った引っ越しに向けて、
荷造りと片付けに追われバタバタしています。想像していたけれど、引っ越しって
大変だぁ~!!いい機会なので、おもいきって断捨離もしています。溜め込んだな・・・

新しいおうちは、どこにいても子どもたちの姿が見えるというような間取りでは
ないけれど、お互いにそれだけの距離感で過ごせるようになったんだと成長を
実感します。やっぱりワクワクします。

残り数日、感謝の気持ちを込めて、来た時よりもピカピカにするつもりで、
キレイにしてから退去したいと思います。

引っ越してきた当時から、開かれないまま保存されていた段ボール箱ありました・・・

カブトムシ観察日記 2016

 2月、寒風の中、ハタケ―ランドで野菜作りがスタートしました。
昨年は、水はけや、土の状態があまりよくなく、じゃがいもやトウモロコシ
キャベツなどなどが不作でした・・・

 昨年の失敗を教訓に、2月初めから土作りに精を出しました。
立派な畝を作っている人のまねをしたり、米ぬかを入れたり、耕したり
わらで覆ってみたり、出来ることは何でもやってみようと思います。

さて、土作りをしていると、腐葉土の中から、続々と出てきました!!
ふかふかの布団につつまれた幼虫は、どれも大きくて、立派です。

カブトムシ

一昨年の夏、3年間共に過ごしたカブトムシ。最後は森に帰してあげたのでした。

今回は畑で成長を見守ることにしました。ハタケ―ランドにはちびっ子たちが集まります。
ダンゴムシやミミズにちょうちょなど、いろんな虫も集まります。

うちにあった透明のケースに入れて、みんなと一緒に観察したいと思います。
幼虫から蛹、蛹から成虫への変化は驚きでいっぱいです。
それを共有できたらいいなぁと思います。

あれれ、もう関わらないと思っていた私が1番ワクワクしていることに気づくのです。
カブトムシ観察日記2016、始ります。

抜けた!!

 2年生、8歳の冬、ついに抜けました。長男の前歯が。

歯が抜けた

歯の生え変わりは、本当に個人差があります。年長さんの4月の時点で、歯抜け
の同級生も何人かいました。

定期的に通っている歯医者さんで、以前にレントゲン写真を撮った時、乳歯の奥に
すでにスタンバイしている大人の歯を見たときには、まさかここまで出番がくるのが
遅いとは思ってもいませんでした。

1年生になってようやく下の歯が抜けたときは、待ってましたかとばかりにみんなで喜んだものです。
ひとつ大人に近づいたみたいな得意げな長男の表情を覚えています。それから次々と4本抜けていきました。

それでもなかなか抜けなかった上の歯たち・・・
1本目、その日は突然やってきました。数日間、ぐらぐらしているのが気になったってしかたなかった長男
サッカーの試合前、前歯をいじったまま挨拶をしたのです。そのとたん、ポロリ!!

「せんせ~歯が抜けたぁ~」

ティッシュペーパーにくるまれた小さな歯を大事そうに渡しに来た長男に言わずにはいられなかった。

「サッカーに集中したまえ!!」

それから2ヶ月、今度は、お友達の頭とぶつかってぐらぐらになった歯を、糸でしばって抜くことにしました。
とっても食べにくそうにしているし、またサッカー中に気になってもいけないので・・・

歯に糸をひっかけてしばるのは、私の役目、それを引っぱるのは、長男の選択です。
まだ何もしないうちからひゃ~ひゃ~大騒ぎでした。
自分で、糸を引いては見るものの、ギャグのように、糸に引っ張られたように
顔もついていくみたいなことを何度も繰り返し、断念・・・また挑戦・・・
結局、2日ががりでの作業になりました。

長男の乳歯は、毎晩の歯ぎしりのため、すり減っていました。
約7年間、虫歯になることもなく活躍し、その役目を終えました。ありがとう!!

ちょっぴり間抜けな歯抜け顔、しばらく楽しもうと思います。