ひらがな

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  先日、いつものように寝る前に本読みをしました。保育園で紹介された、『こどものともの』を定期購入をしているので、毎月3冊、新しい本が仲間入りします。その中で、2人の息子の最近のお気に入りが、『ひらがなのほん』です。1971年に発行され、2013年4月現在で、なんと第50刷というロングセラーです。40年以上も前のものですが、息子たちをひきつけてやみません。

 ノスタルジックな絵の中に無理やり?ひらがなを当てはめて、セリフのようなテンポのいい言葉で説明するというものですが、わりと強引だったり、突っ込みどころ満載で、初めて読んだ時、思わず笑ってしまいました。

”は・・はかりの うえで はねるの だれだ めっ”
”ひ・・ひげの おじさん すましてる おっほん”
”ふ・・ふんすい ふんすい すてきだなあ”
”へ・・へびが じろり かくれても だめだぞ”
”ほ・・ほくろ ぽっちり じゃまだなあ”

 ほ・・・他になにか考えられただろうにとか思ってしまいます。

 年長の長男も、年少の次男も文字に興味がなく、まだほとんど、読んだり、書いたりしません。だけど、この本は、暗記しています。今までに、おそらく5回以上は私が読んだとは思いますが、はじめて、長男が全部読んだ、というよりは、覚えたのを順番に口に出したのです。私は、てっきりあ行だけだと思っていたので、最後まで読み切ったのが信じられないほどでした。さらには、同じように次男も暗記していたのです。これでもかというほど、褒めまくったので、しばらく、この本のブームが続きそうです。
独特の絵とリズム感のある言葉が、息子たちの視覚と聴覚に刺激して、頭の中にすっと入っていったのだと思います。いい本に出会えたなぁと思います。
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