カブトムシ観察日記 2016

 2月、寒風の中、ハタケ―ランドで野菜作りがスタートしました。
昨年は、水はけや、土の状態があまりよくなく、じゃがいもやトウモロコシ
キャベツなどなどが不作でした・・・

 昨年の失敗を教訓に、2月初めから土作りに精を出しました。
立派な畝を作っている人のまねをしたり、米ぬかを入れたり、耕したり
わらで覆ってみたり、出来ることは何でもやってみようと思います。

さて、土作りをしていると、腐葉土の中から、続々と出てきました!!
ふかふかの布団につつまれた幼虫は、どれも大きくて、立派です。

カブトムシ

一昨年の夏、3年間共に過ごしたカブトムシ。最後は森に帰してあげたのでした。

今回は畑で成長を見守ることにしました。ハタケ―ランドにはちびっ子たちが集まります。
ダンゴムシやミミズにちょうちょなど、いろんな虫も集まります。

うちにあった透明のケースに入れて、みんなと一緒に観察したいと思います。
幼虫から蛹、蛹から成虫への変化は驚きでいっぱいです。
それを共有できたらいいなぁと思います。

あれれ、もう関わらないと思っていた私が1番ワクワクしていることに気づくのです。
カブトムシ観察日記2016、始ります。

完結!!

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 3年前のつがいからスタートしたカブトムシ観察、今年で最後です。

3シーズン目の今年、明らかに個体が小さく、弱くなっていました。10匹以上いた幼虫のうち、7匹が蛹になり、そのうち成虫になれたのは4匹だけでした。羽化不全や、成虫になれても短い命でした。その中で、1匹のメスだけが残ったので、自然に帰しました。

 自然に放たれたカブトムシは、広~い世界に戸惑いながら?!森の中へ入っていきました。さよなら、カブトムシ!!

 

人口蛹室と羽化

 3シーズン目に入ったカブトムシの飼育・・・今年こそは自然に還してあげると、子どもたちと約束をしているのですが、順番に成虫になりつつあります。

春先に確認できた幼虫は全部で11匹。今まで使っていたケースでは狭すぎるので、4匹を残し、残りはプラスティックのコップに個室を作りました。

 何匹かは、幼虫から蛹へ変化する過程を観察することもできましたが、その他の幼虫は、地上に出てきたり、乾燥していたためか、うまく蛹室がつくれずにいる様子だったので、週末に人口蛹室を作って蛹を移動させるべく、そ~っと掘り出してみました。

 残念ながら、そのうち4匹(メス3匹とオス1匹)はすでに死んでしまっていました。そして、1匹は羽化不全で、羽がめくれ上がった状態になっていました。とても弱っているので、長く生きられないかもしれません。子どもたちは、死んでしまった幼虫や蛹たちを丁寧に扱い、土に戻してあげました。

 人口蛹室は、トイレットペーパーの芯を半分に切って、濡れたキッチンペーパーを敷いた飼育ケースに詰めて固定しました。その中に、1匹づつ、計5匹を入れて様子を見ています。

人口蛹室

 今日、見てみると1匹が羽化していました。成虫になってからも、10日ほどはほとんど動かずにじっとしています。タイミングをみて大きなケースに移そうと思います。

羽化

  そして、まだ土の中に潜っていますが、1番最初に羽化していたのは小柄なメスでした。

 暑い夏の訪れとともに、カブトムシの季節がやってきます。成虫として生きるのは1~2ヶ月です。とっても短い命ですが、その生き様から学ぶことも多いです。何はともあれ、少し観察したら、山に放してあげようと思います。

幼虫から蛹へ

今年、3シーズン目を迎えたカブトムシの観察、長~い長~い幼虫期間を経て、いよいよ蛹になっています。

全部で、12匹ほど育てているのですが、外から蛹室の様子が見えるのは、3つのびんです。蛹になるための蛹室づくりが始まってから10日ほど経ちました。去年見逃した(⇒こちら)変化の過程を見守るべく、個体別に透明なプラスチックのコップに入れ、日々観察していましたが、1匹は、夜のうちに蛹になっていました。

カブトムシ蛹

でもでも、もう一つのコップで奇跡の場面に立ち会いました!まさに幼虫から、蛹に変化を遂げているシーンです。まだ幼虫の面影を残すクリーム色をしていますが、角がグイ~んと伸びています。

カブトムシ蛹

 体を揺らしながら、だんだん色も変化していきます。とっても神秘的でした。

 そして、これから蛹になる幼虫は、皮膚がだんだん、しわしわになってきました。

カブトムシ幼虫

 変化の過程を並べるとこんな感じ。
幼虫と蛹

 蛹になってから約20日ほどで、脱皮してカブトムシになります。引き続き、見守っていきたいです。

来夏に向けて・・・

8月4日
先月18日に生まれた幼虫は1カ月ほどで、こんなに大きくなりました。ちなみに、スイカの種みたいなの全部、幼虫のフンです。

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そして、新たな生命がぞくぞくと誕生しています。
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カブトムシを横目に、卵探しに夢中な子供たちです。
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 ジャム用に取っておいた瓶たちは、幼虫たちの個室となりました・・・
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カブトムシくん、ありがとう!

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 幼虫の時から、土に潜るのが嫌いで、そしてそのおかげで、蛹から成虫への変化を惜しげもなく私たちに観察させてくれた背中のへこんだカブトムシくんが寿命を全うしました。成虫になってから約2カ月、子供たちを楽しませてくれました。背中がへこんでいる分、愛着がありました。そして、立派に次の世代に命を引き継いでくれました。息子たちは、カブトムシくんにありがとうをして、土にかえしてあげました。
 

ぞくぞくと誕生しています。

7月20日
孵化を見届けた長男は、卵探しに夢中です。日中、土の中に潜んでいるカブトムシにはお構いなしで土を掘っては目をこらしています。

“あった~!!この辺にまだあるな。”

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得意気に掘り起こしています。その結果、現在、孵化した3匹のミニ幼虫と、3つの卵を確保しました。きっとケースの中にはまだいると思いますが、そっとしといてあげることにしました。
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孵化した!!!

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長男がほじくりかえした卵は別の瓶に分けたのですが、のぞいてみると、もう小さな小さな幼虫が誕生していました。今まで、カブトムシの幼虫は、指くらいの太さのものしか見たことがなかったので、驚きです。新たな卵も入れて、いよいよ本格的にシーズン②に突入です。

エサをあげようとしたら・・・

7月17日
今朝、エサを取換えようと、ふたを開けると、エサを食べているメスの上に、オスがのって、交尾をしていました。次男は、メスをいじめていると思って、引き離そうとしていたのですが、図鑑に書いてあるように、“結婚しているんだよ”とだけ伝えておきました。
ところで、うちで飼っている3匹のカブトムシは兄弟ですが、カブトムシの場合、近親交配はよくあることで、それによって、奇形が産まれるとか弱い個体となるといったことはあまりないそうです。

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たまご!?

7月15日
連日のようにカブトムシを観察している長男が、カブトムシのたまごらしきものを発見しました。本人は、土の上にあったと言っていますが、どうやらほじくって、取り出したようです。小さな黄色いたまごです。この観察日記、シーズン2に突入しそうです。(笑)
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